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革修理ブログ
2025/07/11
革財布修復のすべて:皮研究所によるプロの技とこだわり
革財布は単なる持ち物ではなく、持つ人の歴史やこだわりを映し出す存在です。使い込むほどに味が出る一方で、日々の使用によって徐々に劣化していくのも避けられない現実。表面のひび割れ、角の擦れ、色落ち、さらにはステッチの解れやファスナーの不具合など、さまざまなトラブルが発生します。
そうした革財布の「命を吹き返す」ことを専門とするのが、全国に展開する革研究所です。この記事では、革研究所が行う革財布修復のプロセス、技術、こだわり、そして実際の事例をご紹介しながら、「大切な財布を長く使う」ためのヒントをお届けします。
革製品には「経年変化(エイジング)」という概念があります。新品のときよりも、年月を重ねた後の方が風合いが増し、味わい深くなるというものです。つまり、多少のキズや色ムラが出ても、それが魅力になるのが革財布の世界。
ただし、放置しすぎると革が乾燥し、硬化やひび割れを起こします。そうなる前に適切なケアや修復を行えば、財布は再び美しい表情を取り戻すのです。
「修復」は、ダメージを負った部分を補修し、全体のバランスを整えて再生する作業です。一方、「交換」は部分的に新しい革や部品を取り付けることで機能を回復させることを指します。革研究所では、基本的に元の革を活かすことを優先しており、可能な限り「オリジナルの風合い」を残す方法を選びます。
革研究所は、全国に店舗を展開する革製品修復の専門企業で、財布をはじめ、バッグ、靴、ジャケットなど幅広い革製品の修理・再生を行っています。
モットーは「もう一度、手にしたときの感動を」。修復は単なる修理ではなく、想い出や愛着を蘇らせる作業と捉えています。
革研究所の修理スタッフは、全員が専門研修を受けたプロフェッショナルです。染色、縫製、コバ処理、クリーニング、保湿、補色、コーティングといった一連の工程を熟知しており、製品ごとに最適な処理を選び抜いて修復にあたります。
また、同社は「革製品診断士」のような社内認定制度を設けており、職人の技術向上を継続的にサポートしています。
忙しい方のために、革研究所では全国から利用できる「宅配修理サービス」も提供しています。オンラインで申込後、送られてきた専用キットに財布を入れて発送すれば、修理完了後に自宅へ戻ってくるという流れです。遠方にお住まいの方でも気軽に利用できる仕組みが整っています。
まず行うのは「革の状態診断」。修復に取り掛かる前に、財布の状態を丁寧にチェックし、必要な工程を見極めます。主なチェックポイントは以下のとおりです:
革に付着した汚れや汗、皮脂などを落とすために、専用の弱アルカリ性洗浄剤を使って丁寧に洗浄します。この工程が不十分だと、後の染色やコーティングがうまく乗らず、修復の仕上がりに差が出てしまいます。
退色してしまった革部分には、専用の染料を使って補色を行います。革研究所では「調色」に特にこだわっており、周囲の色にぴったり合うように数種類の染料を混ぜて、まるで修復跡がわからないような自然な仕上がりを追求しています。
洗浄や染色によって一時的に水分や油分が抜けた革に対して、特別な保湿剤を用いて栄養を補います。これにより、革が柔軟性を取り戻し、ひび割れや破れを防ぐことができます。
最後に、仕上げとしてコーティング剤を塗布。これにより、ツヤが出るだけでなく、撥水性や耐久性が向上します。使用するコーティング剤は財布の革質によって選ばれ、マットな仕上がり、グロス仕上げなど、希望に応じて対応可能です。
症状: 角の擦れ・全体的な色落ち・ステッチの糸切れ
対応内容: 洗浄→染色→ステッチ再縫製→コバ修正→コーティング
修復期間: 約2週間
お客様の声:
「まさかここまで綺麗になるとは思っていませんでした。特に色味が絶妙で、新品とは違う“自分だけの風格”が残っていて感動しました。」
症状: 乾燥による表面のひび割れ・黒ずみ汚れ
対応内容: 高保湿ケア→部分補色→艶調整→抗菌処理
修復期間: 約10日
職人コメント:
「クロコは水分不足に弱いため、保湿を中心に施術しました。オイルが馴染むと模様がはっきり浮き出て、非常に美しい質感になります。」
症状: カードポケットの変形・ロゴ箔の剥がれ・ファスナー不良
対応内容: 革の成形・ロゴ再刻印・ファスナー交換(YKK製に)
修復期間: 約3週間
お客様の声:
「ブランド品は諦めて買い替えようと思っていたけど、修復で“また使いたくなる”ほどの美しさに。新品より手に馴染む感じがいいですね。」
革研究所の料金体系は明確で、事前の見積り提示と、オプションごとの内訳説明を徹底しています。以下は主なメニューの参考価格です(2025年7月時点)。
修復内容 |
料金(税込) |
納期目安 |
全体洗浄+保湿 |
¥3,300〜 |
約5日〜7日 |
部分染色・補色 |
¥4,400〜 |
約7日〜10日 |
全体染色 |
¥7,700〜 |
約10日〜14日 |
ステッチ補修 |
¥2,200〜 |
約5日〜7日 |
ファスナー交換 |
¥6,600〜 |
約10日〜14日 |
コバ(革の縁)修正 |
¥3,300〜 |
約7日〜10日 |
ロゴ再刻印 |
¥5,500〜 |
約7日〜12日 |
※価格は素材や症状により変動あり。無料見積り推奨。
修復後の革財布を長持ちさせるには、日頃のケアが非常に重要です。革研究所では以下のようなセルフメンテナンスのアドバイスを行っています。
汚れをためないためにも、週に1〜2回程度、柔らかい布で軽く乾拭きしましょう。特に角やステッチ周りはホコリが溜まりやすいので注意です。
市販のレザー用保湿オイルやクリームを使って、乾燥を防ぎましょう。塗布後はしっかり馴染ませ、余分なオイルは拭き取ることが大切です。
水に弱い革財布は、雨の日の使用を避け、濡れてしまった場合はすぐに乾いた布で吸水し、風通しの良い場所で陰干ししてください。ドライヤーや直射日光はNGです。
使った後は、通気性の良い場所に一晩置くだけでも、カビや臭いの予防につながります。布袋や革専用の袋で保管するのも◎。
革製品はそもそも動物の副産物から作られており、長く使うこと自体がサステナブルな行為です。修復によって廃棄を減らし、資源の有効活用につながります。
高級ブランドの財布やオーダーメイド品は簡単に買い替えられるものではありません。修復費用は新品購入の1/3〜1/10程度で済むことが多く、コストパフォーマンスにも優れています。
プレゼントでもらった財布、初任給で買った財布、記念日に手に入れた財布…。こうした「思い出」が詰まったアイテムは、ただの物ではありません。修復とは、想い出を繋ぎ直す行為とも言えるのです。
革財布は時間とともにその人だけの表情を刻みながら、やがて摩耗していきます。しかし、修復という選択肢によって「終わり」ではなく「新しい始まり」を迎えることができます。
革研究所では、革を深く知り尽くしたプロフェッショナルたちが、一つひとつ丁寧に、まるで作品を仕上げるように修復を行っています。もしも今、お手元に傷んだ革財布があるなら、それは“捨てるべき物”ではなく、“再び生きるべき物”かもしれません。
ぜひ一度、革研究所の無料見積りやカウンセリングを体験してみてください。
あなたの大切な革財布が、もう一度輝きを取り戻すはずです。
お問い合わせ・詳細情報:
全国の店舗情報、修理相談、料金表は革研究所公式サイトへ。
【URL】https://kawa-kenkyujyo.net/
【営業時間】10:00~19:00(年中無休・一部店舗除く)
【宅配修理受付】全国対応・最短5日で返送
革鞄・バック
革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
財布・小物
革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。
革靴・ブーツ
男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。
革衣類
革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。
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代表者 城台 悦史
所在地 札幌市北区北34条西3丁目1-7北34条ビル1F
TEL 011-600-6858
対応エリア
北海道 札幌市全域エリア
当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。