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2026/03/09

札幌の革研究所による革ソファー修復ビフォーアフター

~傷んだ黄色の革ソファーのひじ掛けを蘇らせた修復事例~


革製品は長く使うほど味わいが出る素材ですが、日常的に使う家具であるソファーはどうしてもダメージが蓄積してしまいます。特にひじ掛け部分は体重がかかりやすく、汗や皮脂、摩擦などの影響を受けるため、革の劣化が最も進みやすい場所です。
今回は、札幌の革研究所に持ち込まれた黄色の革製ソファーのひじ掛け部分の修復事例をご紹介します。
かなりダメージが進んでいた状態から、どのような工程で革が蘇ったのか、写真を交えながら解説していきます。
この記事では
・革ソファーが劣化する原因
・修復前の状態
・実際の修復工程
・修復が難しかったポイント
・修復後の仕上がり
などを詳しく解説します。

 

ビフォー①                        アフター①

ビフォー②                       アフター②


まずは修復前のビフォーの状態をご覧ください。


こちらが修復前の革ソファーのひじ掛け部分です。
一見すると「少し汚れているだけ」に見えるかもしれませんが、よく見るとかなり深刻なダメージが進んでいます。
主な劣化状態は次の通りです。
1 革の色抜け
黄色の染料が摩擦によって抜け、黒ずみが広がっています。
2 皮脂汚れの蓄積
ひじ掛けは腕が触れる部分なので、汗や皮脂が長年染み込んでいます。
3 革表面の摩耗
表面の塗膜が擦れてしまい、革の繊維が露出し始めています。
4 革の乾燥
革が乾燥してシワが増え、柔軟性が低下しています。

さらに近くで見ると劣化はもっとはっきり分かります。
この写真では、特に黒ずみと摩耗が目立っています。
革表面の塗装が削れ、部分的に革の下地が見えている状態です。
ここまで劣化すると
・市販クリーナー
・革用オイル
・簡易補修
では元の状態には戻りません。
そのため、革研究所では専門的な再生修復工程を行います。

革ソファー修復の工程
今回の修復では、以下の工程で作業を行いました。
1 クリーニング
2 脱脂
3 下地補修
4 革表面の再形成
5 着色
6 トップコート
7 仕上げ
などがありますが、今回は元の状態に近い自然な半艶仕上げにしました。

 

修復後の状態(アフター)


修復後の状態をご覧ください。
黒ずみや色抜けが完全に消え、新品のような状態に蘇りました。
革の質感も損なわれておらず、自然な仕上がりになっています。
さらにアップで見てみましょう。
ビフォーでは黒いシミのように見えていた部分も、きれいに消えています。
革の表面も滑らかに整えられ、色ムラもありません。

今回の修復で大変だったポイント
今回の修復で特に難しかった点は3つあります。

① 色合わせ
黄色の革は調色が非常に難しい色です。
少しでもズレると
・オレンジになる
・茶色になる
・くすむ
という問題が出ます。
周囲の革との違和感を出さないよう、細かく調整しました。

② 摩耗ダメージ
ひじ掛けは摩擦が多いため、革の表面がかなり摩耗していました。
この状態では
・補修剤の厚み
・研磨の強さ
の調整が難しく、慎重な作業が必要でした。

③ 皮脂汚れ
長年の皮脂汚れが染み込んでいたため、通常よりも時間をかけて脱脂を行いました。
この作業をしっかり行わないと、後の着色がうまくいきません。

革ソファーは修復できる家具
革ソファーは一見すると「傷んだら買い替え」と思われがちですが、実は修復できる家具です。
今回のように
・黒ずみ
・色抜け
・擦れ
・ひび割れ
などは、専門技術でかなり改善できます。
新品を購入すると
ソファーは
10万円〜50万円以上
することも珍しくありません。
しかし修復なら、その数分の一の費用で再生できる場合も多いです。

革ソファーを長持ちさせるポイント
最後に、革ソファーを長く使うためのポイントをご紹介します。
定期的に乾拭きする
ホコリは革の劣化の原因になります。

革用クリーナーでメンテナンス
年に数回のクリーニングが理想です。

直射日光を避ける
紫外線は革を硬化させます。

革用保湿クリームを使う
乾燥を防ぐことで寿命が延びます。

 

まとめ


今回ご紹介した修復事例では、傷みが進んでいた革ソファーのひじ掛けが見事に蘇りました。
革製品は適切な修復を行えば、何十年も使い続けることができる素材です。
もし
・ソファーの黒ずみ
・色抜け
・擦れ
などでお困りの方は、革専門の修復サービスに相談してみるのも良いでしょう。
大切な革家具が、再び美しい状態で使えるようになるかもしれません。

 

店舗情報:革のことなら何でも!

革研究所 札幌店

住所:札幌市北区北34条西3丁目1-7北34条ビル1F

電話番号:011-600-6858

営業時間:平日10~19時

修理対応エリア:北海道 札幌市全域エリア

革研究所HP:https://sapporo-kawa-kenkyujyo.com/

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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

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自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 札幌店

代表者 城台 悦史
所在地 札幌市北区北34条西3丁目1-7北34条ビル1F
TEL 011-600-6858

対応エリア
北海道 札幌市全域エリア

当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。

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