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革修理ブログ
2026/01/19
レザーとヴィーガン

革製品は、何世紀にもわたり人々の暮らしと密接に結びついてきた素材である。一方、21世紀に入り急速に台頭してきたのが「ヴィーガンレザー」や「ビーガン素材」と呼ばれる代替素材だ。これは単なるトレンドではなく、動物倫理・環境配慮・新素材テクノロジーといった大きな社会の変化を背景に生まれた、新しい文化的潮流とも言える。
本記事では、革とヴィーガン素材の違いを、
歴史・製造方法・耐久性・環境負荷・倫理・価格・文化的価値
といった多角的な視点から徹底的に解説する。
革は最古の天然素材の一つであり、その歴史は人類の生活史そのものと言ってよい。紀元前の壁画や遺跡からは、狩猟で得た動物の皮を衣服として利用していた形跡があり、人間社会の発展において革は常に重要な役割を果たしてきた。
古代エジプトでは革製のサンダルや盾が作られ、ローマ軍は革鎧や馬具を多用した。日本でも武士の鎧には「韋(い)」「革(かわ)」が必須であり、和太鼓の鼓面にも革が使われるなど、文化・芸術にも深く根付いている。
革は単なる素材ではなく、人類が自然と共存しながら発展してきた歴史そのものだと言える。
革は動物の皮から作られ、「鞣し(なめし)」という工程を経て腐敗しないよう加工される。この鞣しには大きく分けて次の2種類がある。
もっとも一般的な方法。
植物のタンニンを使う伝統的な手法。
これらの工程を経て作られた革は、耐久性・修復性・風合いなどに優れ、長年使うほど味が出るという特徴を持つ。
ヴィーガンレザーとは、動物を使わないレザーライク素材の総称で、「フェイクレザー」「PUレザー」「合成皮革」「バイオレザー」など、実は多種多様な素材を含んでいる。
最も普及しているのは、石油由来のポリウレタン(PU)を使った素材。
近年注目されているのは、植物や菌類由来の素材。
例:パイナップル繊維(Piñatex)、リンゴ残渣、コルク、キノコ(Mylo)、サボテンレザーなど。
これらは「サステナブル」を前面に出すブランドで人気だが、
最終的にはPUでコーティングされることが多く、完全に自然素材というわけではない。
とはいえ製造時のCO₂や廃棄物削減に寄与しており、新素材時代の象徴と言える。

耐久性では天然皮革が圧倒的に優位だ。
プロの職人が修復すれば、財布やバッグはさらに寿命を延ばせる。
(※あなたが依頼している「皮財布 修復 皮研究所」のような専門店が世界に多数ある)
多くは2〜5年で劣化が始まる。特にPUレザーは加水分解に弱い。
修復も難しく、基本的には交換になる場合が多い。
「革は動物を使うから悪い」「ヴィーガンは環境に良い」
というイメージは、実は半分正しく、半分ミスリードでもある。
双方の環境負荷は、一言では語れないほど複雑だ。
革は副産物であることが多い。
現代で使われる牛革は、ほぼすべて食肉産業の副産物であり、革を作るために牛が屠殺されているわけではない。
しかし問題は加工の段階にある。
とはいえ、丈夫で長持ちするため使用期間が長いほど環境メリットは向上する。
合成皮革は石油由来樹脂を使用するため、
一方、バイオ由来レザーは廃棄物削減に貢献し、比較的環境配慮が進んでいるが、
完成度のためにPUを使用するため「完全自然素材」とは言いにくい。
つまり革は長持ちさせ、修理し続けて使うことで環境に優しい素材になる。

現代人が素材を選ぶ際に最も重視するポイントの一つが「倫理性」だ。
革製品に対する批判の多くは、
ただし、実際には革は肉産業の副産物であり、革産業が動物の屠殺数を増やしているという統計は存在しない。
「動物を使わない」という一点は大きな倫理的メリットだ。
動物福祉や動物搾取に反対する人々にとって、ヴィーガンレザーは非常に重要な選択肢となる。
ただし、ヴィーガンレザーを選ぶことがすべての問題を解決するわけではなく、
石油化学素材による環境倫理の問題は残る。
革は「育つ素材」であり、ユーザーとともに歴史を刻む存在だ。
一方ヴィーガンレザーは、
世界のラグジュアリーブランドは現在、両素材を併用している。
例:ステラ・マッカートニーは完全ヴィーガンで知られる。
大手ブランドは、環境配慮と伝統素材のバランスを取りながら新素材を取り入れている。
目的によって最適解は異なる。

革とヴィーガンレザーは対立する存在ではなく、
利用目的・価値観・ライフスタイルによって最適解が変わる素材だ。
どちらが“良い”のかではなく、
どう生きたいかによって選ぶ時代になっている。
革研究所 札幌店
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電話番号:011-600-6858
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