革修理ブログ

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2025/07/28

日本の革文化はけっこう凄い!!

日本における革製品の伝統

1. 皮革文化のはじまり

  • **古墳時代(3〜7世紀)**にはすでに馬具や鎧(よろい)に皮革が使用されていました。

  • 奈良時代には、中国・朝鮮半島からの影響で、皮のなめし技術が伝来。

  • 仏具や高貴な人物の装飾品としても使用されていました。

2. 武士文化と皮革

  • 鎌倉・室町時代:武士が使用する甲冑、鞍、弓道具などに皮革が多用されました。

  • 特に馬具は「革所(かわどころ)」という専門の工房で職人が製作。

3. 江戸時代の皮革業

  • 武士が多かった江戸では馬具や革草履などの需要が高く、浅草墨田周辺に革職人が集まりました。

  • この時代には**「白鞣し革(しらなめしかわ)」**などの伝統的ななめし技術が完成。

4. 明治以降の近代化と革産業

  • 西洋の軍服・靴・ベルトに皮革製品が使われるようになり、軍需品としての需要が急増。

  • 近代化と共に、タンニンなめし・クロムなめしなどの新技術も導入されました。



 

代表的な伝統皮革

名称

特徴・用途

姫路白なめし革

塩と菜種油だけを使う伝統技術。柔らかく丈夫。刀の柄巻きなど。

印伝(いんでん)

鹿革に漆で文様を施す。武具や装飾品、近年は財布やバッグも。

革細工(皮工芸)

網代編みや刺し子、染色など多彩な技術を用いた工芸品。

主な皮革の産地

 

地域

特徴

兵庫県(姫路)

日本最大の革産地。姫路白なめしなど伝統的な技術が継承されている。

東京都(墨田区)

江戸時代からの職人町。浅草を中心にバッグ・靴メーカーが集まる。

山梨県

印伝(いんでん)の本場。鹿革と漆の伝統工芸が有名。

伝統を守る職人たち

  • 現代でも手縫い・手染め・手彫りなど、伝統を守り続ける職人が多数。

  • 工房によっては、オーダーメイド修復にも対応し、革を「育てる」文化が根づいています。

現代との融合

  • 現代デザインと伝統技術を融合させたブランドが国内外で注目されています。

  • SDGs・サステナブルの観点からも、天然皮革の再評価が進行中。

まとめ

日本の革製品は、実用性・美しさ・伝統技術の三拍子がそろった誇るべき工芸文化です。
時代と共に姿を変えながらも、**「一生モノ」**として人々に愛され続けています。

 

店舗情報:革のことなら何でも!

革研究所 札幌店

住所:札幌市北区北34条西3丁目1-7北34条ビル1F

電話番号:011-600-6858

営業時間:平日10~19時

修理対応エリア:北海道 札幌市全域エリア

革研究所HP:https://sapporo-kawa-kenkyujyo.com/

革修理対応製品

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革鞄・バック

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革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。

財布・小物

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革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。

革靴・ブーツ

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男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。

革衣類

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革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。

ソファー・椅子

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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

自動車内装

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自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 札幌店

代表者 城台 悦史
所在地 札幌市北区北34条西3丁目1-7北34条ビル1F
TEL 011-600-6858

対応エリア
北海道 札幌市全域エリア

当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。

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